Growing Up / Patrick Tsai and Coley Brown

東京を拠点に活動するフォトグラファー 、Patrick Tsaiと、ニューヨークを拠点にするColey Brown、2人の気鋭フォトグラファーによる大判サイズのタブロイドZineです。それぞれの日常の中で切り取られた、輝ける一瞬たち。2009年7月にカナダのモントリオールで開かれた写真展に合わせて制作されました。

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関連リンク:
Patrick Tsai
Coley Brown


Growing Up:

数ヶ月前に、僕はコーリー・ブラウン君と、あの有名なハチ公の銅像の前で出会いました。ハチ公は、渋谷駅の前で毎日毎日、ご主人様の帰りを待っていたとても利口な名犬です。今となり、ハチ公は石像に、いやはや、銅像かもしれないけれど、まぁそんなこんなで。でもそんなナイスな場所で絶対不可欠な存在となるお友達に会えたということは、すごく素晴らしいことだと思います。

コーリーは、仕事の関係で東京に2ヶ月ほど滞在していました。その間、僕らは出来る限り、目一杯遊ぼうと決めました。ある日、一緒にランチを食べた後に、二人の女子高生が外の壁にもたれかかっているのを見ました。一人は泣いていて、もう一人はその泣いている女の子をなぐさめていました。コーリーと僕は、お互い、本能的に、あっ、写真を撮らなきゃ、と思い、顔を見合わせました。クロースショットを撮るために、まるでストーカーのように彼女たちに後ろからこっそり近づいているときは、とても緊張しました。後で写真を現像するまで気づかなかったけど、一人の女の子は泣いている女の子の髪の毛を片手で束ねて、もう片方の手でピンクのタオルを握りしめ、泣いている女の子の涙を拭いてあげていたのです。僕たちはその彼女たちの様子にとても心を打たれました。僕らが写真を撮っている所を彼女たちに気づかれてたら、たぶん彼女達にボッコボコにやられちゃってたと思うけれど、もしも彼女たちが、20年や30年後に僕の撮った写真をどこかで見つけたとしたら、彼女たちがもうその時には忘れ去ってしまったであろう青春時代の大切な瞬間を再発見できた事をとても喜んでくれるんじゃないかな、と思います。

コーリーはニューヨークへ帰ってしまったけど、僕はまだ東京にいます。コーリーが遠くへ帰ってしまったことは悲しいけれど、人生そんなもんですよね。でも、僕たち、地球の反対側で、片目はつぶって、もう片方でファインダーを覗いているという事は、一緒なのです。

-Pat Pat


Spec:

サイズ:
天地 380mm × 左右 280mm

仕様:
英語
フルカラー
タブロイド紙

ページ数:
32P

発行:
Growing Up
Order:
型番 :
bks_0189

販売価格 :
1,337円(税込)

在庫数 :
SOLD OUT!



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